カラオケでいつもよりちょっと上手に聞かせるコツ教えます!

W610Q75_9

歌唱力とは一体どんな力だと思いますか?

歌唱力は言葉の通り、歌を歌う力、簡単に言うと歌のうまさです。

歌唱力があればカラオケでも自信を持って歌えるのに…なんてお考えの方もいらっしゃるかもしれません。そんなあなたの為に、歌唱力を上げるためにすぐにできるポイントを3つご紹介します。練習などの時間がない方は、是非試してみてくださいね。

■あくびをしているような喉の感覚で歌う

歌唱力で最も重要な要素の一つは声量ですが、声量はただ声が大きければいいというものではありません。声量とは声の大きさだけではなく声自身の持つ力強さなのです。

声量を出すためには、喉から声を出すのではなく、体の芯から声を出す感覚が重要になります。腹式呼吸で発声が出来れば一番良いのですが、まだ感覚がよく分からないけど、すぐに上手に歌えるようになりたいとお考えの方は、まずあくびをしてみてください。

口を縦に大きく開けてあくびをしますよね。この時「はー」とため息のような声を出してみてください。いつもよりスムーズに大きな声が出せたのではないでしょうか。

この感覚で歌を歌うと、無理なく声が出せるようになり、いつもよりちょっとだけ上手に歌うことも可能になるかもしれません。

■緊張しないでリラックスする

人前で歌を歌うとなるとどうしても緊張してしまうという方も少なくないでしょう。この緊張は実は歌声にはよくありません。

緊張すると、のどが絞まってしまい声がうまく出なかったり、肩に力が入っていると、呼吸もうまく整わなくなってしまいます。

また、特に注意したいのは舌の緊張です。緊張すると舌にも力が入ってしまうことがあります。舌に力が入ると、口内の空洞を狭めてしまったり、喉の近くで堅くなり、喉の振動を邪魔したりすることがあります。また、舌が緊張していると言葉がうまく出なかったり、早いフレーズが言えなかったりなどの悪影響もあるのです。

舌はリラックスした状態だと、平らに柔らかい状態になっています。ぜひ、歌う前には大きく深呼吸するなどして、全身の緊張をほぐしてから臨んでみてください。

■ノリよく歌いましょう

最後のポイントはリズムです。音程が多少ずれていたとしても、リズム感があっていれば、それだけで歌は上手に聞こえるものといわれています。

そのため、メロディをよく聞き、リズムをとってノリよく歌うことを心がけましょう。

リズムを取るには、足をステップしてみたり、手を叩いてみたりするのもよいですが、打楽器を使うのもお勧めです。

タンバリンやマラカスは無料で貸し出しをしてくれるところが多いので、これらの楽器を使ってリズムを取りながら歌ってみましょう。

楽器を使うことによって、より場の空気は盛り上がりますし、リズムも取り易くなります。聞いている人にも楽器でリズムを取ることをお願いすれば、よりメロディに合わせて歌いやすくなるでしょう。

いかがでしょうか。これら3つのポイントはその場で出来る簡単な方法です。しかし、根本的に歌を上手に歌えるようになりたければ、やはり日々の練習も大切になります。


W610Q75_8
歌を上手に歌うためには姿勢がとても重要だってご存知でしたか?

歌を歌うということは、つまり自分自身が音を出す楽器の一部ということになります。楽器は正しい持ち方で正しく弾かないとキレイな音が出ませんよね。それと同じで、声も姿勢が崩れていては本来のものが出なくなってしまいます。

カラオケで歌を歌う時に、立って歌いますか?座って歌いますか?

立って歌うという方はもしかしたらそれほど多くないかもしれません。しかし、立って歌う姿勢の方が、歌を上手に歌うことができるのです。

周りが座ったまま歌っているから恥ずかしい…という方もいらっしゃるかもしれませんが、ためしに立って歌ってみてください。それだけで、きっと普段よりも声が出やすくなっているはずです。

座って歌うと、どうしても、体が折れてしまいますので、空気の通りや入りが悪くなり、声が体の中で反響してはくれなくなります。そのため、座って歌うと声が出にくくなってしまうのです。

音楽番組などを見ていただくと分かるように、大半のアーティストも立って歌っていますし、座ったままシャウトや激しい曲を歌っている人はあまりいないことが分かります。

では、どういった姿勢がよいのでしょうか?

まず、今座っている状態でしたら、そのまますっと立ってみてください。この時、背中が大きく丸まっている方(つまり猫背の方)は、ぐっと、肩を後ろに引きましょう。

立った時に、無理に胸を張る必要はありません。肩に力が入っている場合は、肩の力を抜いてだらりと腕を下げてみてください。そのまま、少しだけ足を開きましょう。

その姿勢が歌うのに最も適した姿勢だといえます。

このまま、つま先に重心を持っていくようにし、頭の上へ声を出すように「あー」と発声してみましょう。きっと、座っているときとの違いを実感できるはずです。

この姿勢を基本として、あとはマイクを水平に持ち、曲に合わせて体を乗せるように揺らすと、よりスムーズに歌っていくことができるようになります。

では、どうしても立って歌うのは恥ずかしい、出来れば座って歌いたいという方はどのような姿勢で歌うのがよいでしょうか?

普段足は組んでいませんか?もし足を組んでいるのなら、足は組まず、地面に両足を付けましょう。足を組んでいると、それだけで、体が前に折れてしまいますし、支点が不安定になり、重厚感のある声が出しにくくなります。

可能なら、つま先~半分辺りを付け、かかとを少し浮かせるとリズムが取り易くなります。

また、上半身は、出来るだけまっすぐに背筋を伸ばしましょう。立って歌う時よりも少し意識的に背筋を伸ばすことがポイントとなります。

座っている状態ですと、腹式呼吸がしずらくなるので、出来るだけおなかが曲がらないような姿勢にすることが大切です。

直ぐに姿勢を矯正することが難しいという方は、声を出すときに、意識的に頭のてっぺんから声が抜けるようなイメージで歌ってみてください。

これだけでも、声がスムーズに出やすくなっていくはずです。


W610Q75_7
あなたは歌う時、マイクのどの部分をもちますか?

案外、歌う時の姿というのは周りから見られているもので、マイクの持ち方や距離などで、印象は大きく変わってしまうようです。

ビジュアル系バンドのボーカルのように、マイクの上を覆いかぶさるように持ち、唇をマイクにつけるように歌うと、本格的に見えますが、実際のカラオケの場では嫌がられることが多いです。

マイクは一人一本あるわけではなく、数本のマイクを使いまわすからです。やはり、他の人が唇を付けたマイクを使うのは抵抗がありますよね。

それに、この歌い方は必ずしも、上手に歌うためには良い姿勢といえないのです。

では、歌いやすい、歌が上手に聞こえるようなマイクの持ち方ってあるのでしょうか?今回は、マイクの持ち方について解説していきましょう。

マイクの持ち方で大切なのは、マイクと自分との距離・角度と手の位置です。

司会者のように、地面に対して垂直にもち、顎の位置ぐらいにマイクの頭を合わせるのは実はあまりよくありません。

マイクは発した声を拾い、スピーカーに伝えてくれます。つまり、自分の発した声を出来るだけマイクに拾ってもらわなければならないのです。

カラオケを歌うときって、だいたい、画面の歌詞を見て歌いますよね。つまり、正面のモニターなどを見て歌うことになるので、声は地面に対して水平に発することになります。

そのため、マイクは地面に対して水平に持つことが大切です。

また、発した音を拾ってもらうためには、やはり距離が大切になります。近ければ近い程、拾い漏れは少なくなるので、出来るだけマイクに近い位置で歌うのが良いでしょう。

しかし、先ほど述べたように、マイクに唇がふれてしまうのはNGです。唇とマイクが触れない、出来るだけ近い距離で歌うことを心がけるとよいでしょう。

次にマイクの持ち方についてですが、先ほどのマイクの頭を手で覆うとなぜよくないのでしょうか?

マイクの頭を手で覆うということは、マイクの音を拾う範囲を狭めるということになります。そのため、音の漏れが少なくなり、声が大きく聞こえるように感じ、よいことのように思われていることもあります。

しかし、これでは音がこもってしまうのです。

音がこもってしまうと、高い声などをだすと透き通るような音が届きにくくなってしまいます。そのため、キレイに聞こえなくなってしまうのです。

このような理由で、マイクの頭の下を軽く握る程度が良い持ち方と言えるのです。この時、水平に保ちにくいようでしたら片方の手でマイクのお尻を支えてあげるとよいでしょう。

マイクの持ち方で歌がとても上手なように見えたり、逆に世界に入りすぎてなんだか引いてしまったなんて言うこともあったりと様々です。

実際に、マイクをどのように持つかで、スピーカーから聞こえる自分の声は大きく異なります。基本の持ち方をマスターしたら、様々な持ち方を研究して、ご自分の声に合う持ち方を見つけてみるのもよいかもしれませんね。


このページのトップヘ