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家で自由に歌っていると歌えるのに、カラオケでいざ歌うとなるとどうもリズムがくるって歌いにくいという方もいらっしゃるかもしれません。

リズムを取るのが苦手…という方も多いですが、カラオケでは、実はリズムが取れてさえいれば、多少音は外したとしても歌は上手に聞こえるものなのです。

まず、リズムが外れてしまう人の特徴を考えてみましょう。

・歌詞を追っていて曲をよく聞いていなくてずれてしまう
・歌い始めが合わず、そのままずれてしまう
・一度ずれてしまうと修正が出来ない

などあげられます。しかし、これらのことはすべて練習で改善できることでもあるのです。

つまり、カラオケでのリズム感は練習することにより取得することができます。

では、なぜリズムが合わないという事態が起きるのでしょうか。これには大きく2つの原因があると考えられます。

・歌詞をよく覚えていない
・リズムを取っている音を聞き取れていない

この2つの原因により、歌いだしが合わなかったり、だんだんとリズムがずれていってしまったりしてしまうのです。

これらの原因を解消することにより、リズムに合わせて歌うことができるようになっていきます。

■歌詞をある程度把握してモニターの文字を追わないようにしよう

まず、歌詞をよく覚えていないことでリズムがずれていってしまうことについてです。カラオケだとほとんどの場合、モニターに歌詞が出て、歌に合わせて歌詞の色が変わっていきます。

これに合わせて歌っていくとどうしてもリズムがずれてしまうのです。これは、文字を追うことにより、メロディをあまり意識しないことから起こってしまいます。

モニターの歌詞の流れは実際のリズムに関係なく表示されていくことが多いので、モニターの歌詞の流れに惑わされないように、ある程度の歌詞は覚えておくとよいでしょう。

■リズムを取るにはドラムの音を聞いてみよう

メロディのリズムを担当するのは主にドラムです。このドラムの音をきっちりと聞き取ることができるかどうかというのは、リズムが取れるかどうかに直結します。たとえ途中で若干ずれてしまったとしても、ドラムの音に合わせることが出来れば、簡単に修復することができるのです。

では、どのようにすればドラムの音が聞き取れるようになるでしょうか?

これには、ある程度訓練が必要になってきます。

まず、歌う曲をじっくり聴いてみましょう。その中で聞こえてくるドラムのリズムに合わせて、手を叩いてみてください。

手を叩くのが難しい場合は、足でリズムを刻んでみても大丈夫ですし、体を少し揺らす程度でも問題ありません。丸々一曲リズムを取れるようになれば、他の曲を歌う時でも、その曲のドラムの音を通じてリズムを取ることができるようになってきます。

また、途中でリズムをはずしてしまった場合も、落ち着いてドラムの音を探ってみましょう。必ずどこかで入り直せる箇所があるはずです。

自分の声や歌詞に気を取られてメロディを聞き逃すと、どうしてもリズムがくるってしまいます。たとえ音程が取れていてもメロディとリズムがあっていないと、聞いている側はどうしても違和感を感じてしまいますので、慣れないうちはガイドボーカル機能などを使用してみるのもよいでしょう。