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歌っているときに、どこを見ていいのかわからない…なんていう方も多いのではないでしょうか?

もちろん、歌詞をじっと追ってもよいのですが、そうなると、どうしてもそちらに集中して盛り上がりに欠けたり、歌詞を追うあまりに歌に感情が乗らなかったりなどがあることも。でも、誰かを見ながら歌うわけにもいかないし、歌っている最中に目が合うと若干気まずいと感じる方もいらっしゃいますよね。

では、歌っているときの視線は一体どのようにすればよいのでしょうか?

まず、大切なのは、下を向かないということです。視線が下に行くと、どうしても、顔全体が下に向いてしまい、のどが絞まってしまいます。

のどが絞まるとせっかくの歌声がつぶれてしまい、キレイに出ませんので、注意しましょう。

また、下を向いていると、ノリが悪いと思われたり、「歌いたくないけど、無理に歌っているのかな?」などといった印象も与えかねませんので、歌を歌う時は下を向かないようにしましょう。

目線は基本的にはまっすぐ前を見るのが良いとされています。これは、まっすぐ向くことにより、口も正面を向きますので、まっすぐ声が出るため、発声がきれいに聞こえるのです。この時マイクもまっすぐ持つとよりきれいに歌声が聞こえます。

しかし、画面に現れる歌詞を追ってばかりなのはオススメしません。歌詞を追うと、どうしても、その文字に目が行ってしまい、リズムがずれたりもありますし、感情を込めるのが難しくなったりもします。

正面の映像を見るくらいの感覚が良いでしょう。

また、プロの歌手の方が歌っている姿を見てみてください。多くの方が、正面を向いて歌っているように見えますが、その目線はどこかうつろでどこを見ているのかわからないなんていうことありませんか?

こういった場合、多くの歌手の方は、まぶたの裏にその歌の情景やイメージが流れていることが多いのです。そうすることにより、より一層感情移入して歌っているのです。

また、目線を効果的に活用する方法もあります。周りと一緒に盛り上がりたいなんて言う時は、曲のリズムに合わせて目線をそれぞれ聞いている人に動かしてみてください。

この時、小さくうなずきながら歌ったりすると、周りもノッてくれ、一緒に歌ってくれたり、リズムを取ってくれたりと盛り上がってくれるきっかけになったりもします。

周りが盛り上がりたいと考えているのに、一切聞いている人の方を見ずに、淡々と歌われていたら、やはり盛り上がりにくいですよね。

そのため、一緒に雰囲気をよくしたい場合は、歌の途中にちょっとした目配せを行うことを大事にしましょう。ただし、ずっと同じ人を見続けるのはNGです。相手に不快な印象を与えたり、あらぬ誤解を招いたりする恐れもありますので注意してくださいね。

歌っているときの視線は案外難しいものですが、うまく使うとその場の雰囲気を盛り上げることもできますので、ぜひ活用してみてください。